術後診察9回目-術後14日目-

先月27日の、膣閉鎖とミニペニス形成から、術後2週間が経過したU君。
今日に至るまで、術後間もなく感染症を発症し、また、排尿カテーテルが抜けた後、思うように尿が出ず、今日まで3度、排尿カテーテルを抜いては挿入して。。。という経過を辿っています。

今日は、感染症の症状も完治して、ダメージの影響で生じた、ミニペニス下部分の瘻孔周辺の皮膚も回復しており、昨日の診察の時点で、滞在延長に同意したということもあり、ブリン先生は、瘻孔を閉じる縫合手術を、部分麻酔で施して下さいました。

縫合手術自体は、決して困難ではなかったのですが。。。
《次回カテーテルを抜き取った後、より尿が出やすいように》
ということで、縫合手術前に、今まで挿入していたカテーテルより一回り太いカテーテルの挿入を試みられました。
しかし、カテーテルを抜いては排尿出来ず、再三に渡るカテーテルの抜き差しの影響で、尿道接続部分がやや腫れており、やや太さが増しただけのカテーテルですが、一向に入って行く様子がなく、元の太さのカテーテルに戻すことになりました。
それでも、カテーテル挿入に、30分ほど時間を費やしました。

ただでさえ、細めのシリコン製のカテーテルは柔らかい上に、尿道接続部分の腫れも伴い、更に、挿入を滑らかにするために塗っているジェルで、カテーテルを摘んでいる指先も滑りやすく、カテーテルはなかなか入っていかず、ブリン先生は、カテーテルの太さと変わらないサイズの尿道ブージーを使い、尿道接続部分を慎重に確認しながら、カテーテルを挿入しました。

詳しいことを知らなければ、《術後7日目でカテーテルを抜いたのが早すぎたせいだ》と、単純にこう思われるかもしれません。
しかしU君の場合は、感染症を生じたため、必要最短の日数でカテーテルを抜く必要がありました。
何故ならば、感染症を起こしている状態で、排尿カテーテルを挿入した状態を長引かせるということは、感染症の症状を悪化させる可能性が非常に高まり、感染症が広範囲に広まってしまい、一大事に成りかねないリスクを伴うことになるからです。
ですからブリン先生は、カテーテルを術後7日目で抜き、その後は、カテーテル無しでの排尿を続けることで雑菌を流し出し、かつ、毎日の消毒ケアを行うことで、まずは感染症の症状を、一刻も早く治す方向の処置を、選択されたのです。

これはあくまでも、今回のU君の術後に対するブリン先生の見解と処置の仕方であり、この手術を受ける医療機関が違えば、執刀する医師が違えば、また患者が患う症状や状態も違えば処置の仕方も異なり、どう手当をするかというやり方は、きっと何通りもあるかと思います。
要するに、何が正しいとか否かということではなく、何か問題が生じた場合、どういう処置を行うのか、その後の経過はどうなのか等々も、事前にある程度知っておければ、より冷静に、経過を過ごすことができると思います。
そして、医師に聞ける限り、何故こういう処置になるのか、こういう選択をされた理由は等々も知ることができれば、無駄に、術後の経過を辿る過程で、胸にモヤモヤすることが解消されるのではとも思います。

ただ闇雲に、【腫れてる】、【術後間もないから】等々の言葉で終わらせず、原因はなんなのか、理由は何故なのかも、しっかり説明を添えて下さる医師であれば、術後の経過が思わしくないことは、大変辛い事実であることに違いありませんが、《こうしていく》、《あぁしていく》と、その後もより明確になりやすいかと思います。

U君の部分麻酔での上記の処置は、約45分で終えました。
終えた後は、看護婦さんから痛み止めを処方してもらい、それを服用して、縫合した後の痛み具合が酷く増してこないか、待合室で、しばらく様子をみました。

45分が経過した後、U君が、痛みが増してきている感覚はないということで、ブリン先生から許可を得られたので、ホルモン注射の投与を受けて、宿泊施設に戻りました。

夜に、看護婦のリンさんが、消毒ケアに来てくれましたが、縫合部分等からの異常な出血もなく、また酷い痛みもなく、落ち着いている状態です。

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