I君術後26日目再手術後15日目

先月12日日曜日の前腕部皮弁陰茎形成手術から数えると26日が経過したI君。
入院開始した10日から数えると、4週間が経ちます。

こんな非日常ではない生活を送っている毎日では、とても想像がつかない時間を過ごすこの術後。
観光や買い物どころか、病室から一歩も出ていません、この術後から。

先月23日の再手術後、排尿カテーテルが抜けた今月2日から、ベッドから降りれるようになったとは言え、排尿や排便でトイレに行く、ベッドとトイレの往復約12、3歩を、1日3往復するくらいの動きだけで、あとはひたすらベッド上で過ごす時間。
朝ごはんも昼ごはんも、そして夜ご飯も、椅子に座って、手術部位に負担をかけることを極力避けるために、ベッド上で済ませる毎日でもあります。

ただ、こういう退屈なことばかりではありません。
入院が長引いているということは、術後の経過に何らかの問題があるので、日々の状態を不安に思いながらも、受け止めて、回復に努めることもしなければなりません。

今I君が抱える問題は、尿漏れ。
前腕部皮弁による陰茎形成手術のみではなく、その他の部位を皮弁しての陰茎形成手術にも、また、ミニペニス 形成手術においてもよく見られる、術後起こり得るリスクの一つです。
漏れる場所は様々ですが、I君の場合は、陰茎付け根右上の、術後の感染症が原因で空いた瘻孔からと、睾丸中心縫合痕の下側から。
排尿カテーテルが抜けた2日から、まずは、陰茎付け根右上の瘻孔からの漏れを改善していこうと、排尿時、その部分にガーゼを当てがい押さえつけていますが、尿が漏れてくるルートが目に見えるのではないため、そのポイントをうまく抑えれず、今日まで来ました。

朝の回診時。
スキット先生が、尿漏れ具合を問われたので、現状を伝えました。
するとスキット先生は、陰茎付け根右上の瘻孔辺りを絞り、もう既に、感染症の原因となる体液がないということを見せて下さり、また、瘻孔の奥の方は、肉も持ってきていて、損傷を受けている部分はほぼないことも、説明をして下さいました。
このような触診で、その瘻孔部分から、刺激で内部にわずかに残っていた尿が、押し出されてきます。
それも気にかけず、尿がご自身の指に着くことも躊躇わず、排尿時、どの部分にどう指を添えて排尿すると、この瘻孔部分から促される尿の量を抑えることができるか、熱心にI君に教えて下さいました。
《ポイントさえ押さえれれば、そんなに尿は出ないはずだ。
ここを、こう!》
そう言いながら、I君の手を取り、押さえるべきポイントを確認してくれました。
そのおかげもあり、15:00と20:30の排尿時は、陰茎付け根右上の瘻孔部分からの漏れは、ほぼない状態になりました。
でも足元は。。。

睾丸中心縫合痕から漏れる尿漏れで、こんなにビシャビシャになります。
尿が尿道じゃない部位から漏れるって感覚は、日常では想像が付かないことでしょう。
ただただ雫のように、ポタッ。。。ポタッ。。。と、2、3滴漏れるだけではなく、こういう状態にまでなり得ます。

患者の入院が長引くということは、スキット先生にとっても、日々の仕事が増えることになりますが、早く退院させるような素振りもせずに、毎日毎日回診に来て下さり、患者の状態をまず第一に考えてくれます。
入院が延長になろうが、術後の経過が思わしくなく、再手術を繰り返そうが、追加費用一切なしで、これだけのケアをして下さることは、非常に有り難いことです。
スキット先生がこういう医師だから、ヤンヒー病院がこういう病院だから、だから僕も。。。
入院が延長になっても、追加費用等一切頂かず、信頼を置いてくれて、頑張って、苦痛な入院生活をしっかりと受け止めてくれる方の支えに、少しでもなりたい、、、
こういう思いで、日々おります。

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