ブンチャイ先生から教えて頂いたこと

今朝のF君の回診に間に合わなかったので、個人的にブンチャイ先生を訪ねた際に、今までゆっくり聞くことができなかった、あることについて尋ね、教えて頂きました。

それは。。。
《今更》と思われるかもしれませんが、事実なので、今後のためにも、書き留めておこうと思います。

子宮卵巣摘出手術方法の一つに、【内視鏡による手術】がありますが、内視鏡と言うのが正しいのか、腹腔鏡というのが正しいのか、ずっと疑問を抱いてきていました。
そこで今日ブンチャイ先生に、どちらの名称を使うのが正しいのか、質問をさせて頂いたのです。

僕の質問を受けてブンチャイ先生は、とてもわかりやすく説明をして下さいました。
ブンチャイ先生は、まず、【お米】に例えて、話をして下さいました。
《米と一言で言っても、日本米があり、タイ米があり、色んな種類の米があるでしょ?》
と。
つまり、【内視鏡】というのは、この【お米】に当たるとのこと。
そして、お米が日本米やタイ米と分類されるように、内視鏡は、消化器系や臓器、または使用用途別に様々な種類があると。
要するに、【腹部に穴を空けて、内視鏡を用いて手術や検査を行うことは、腹腔鏡という種類に当たる】ということでした。
またブンチャイ先生は、こうも付けて足して下さいました。
《内視鏡という呼び方が間違っているという解釈ではない。腹腔鏡とか胸腔鏡とかこれら全部の総称が、内視鏡だからね。》
と。
以上のことから、僕自身今まで、恥ずかしながら、【内視鏡による子宮卵巣摘出手術】と呼んできていましたが、今日からそれを改めて、【腹腔鏡による子宮卵巣摘出手術】と呼び、説明をさせて頂きますので、お問合せを下さる皆様、
【腹腔鏡による子宮卵巣摘出手術とは、腹部に数カ所穴を空けて、そこからカメラやメス等を挿入して、医師が、モニターに映し出される映像を見ながら手術をし、腹部内で子宮卵巣を切り離し、それらを膣から摘出する手術のこと】
と、こう解釈して頂ければ幸いです。

そして今日は、新しい言葉も教えて頂きました。
この言葉自体は、勿論だいぶ前からあったのでしょうが、僕にとっては、新しい知識となりました。
【Natural Orifice Translumenal Endoscopic Surgery】
略して、【NOTES】と呼ぶらしいこの用語。
初めて耳にする言葉だったので、ブンチャイ先生に、何のことなのか聞きました。
また、詳しく教えて下さったブンチャイ先生…
【身体を切開せず、自然孔(既に身体にある腔:例えば、口や膣等)から内視鏡を挿入して、検査や処置を施す、手術痕を作らずに手術を行う、身体への侵襲が極めて低い手術方法のこと】
だということで、謂わば膣式による子宮卵巣摘出手術は、この【NOTES】に当たるということでした。

しかし、FTMの手術において、最終段階の陰茎形成やミニぺニス形成等まで終えるとなると、全ての段階の手術を、この【NOTES】で終えることは不可能…
こう考えると、性別適合手術は、如何に身体に負荷を加えることになるのか、よくわかるかと思います。
ですから、《身体に違和感を感じない場合、その他一切の目的のために、容易に受けるものではない》と言うことも、少しは理解して頂けるのではないでしょうか。

有り難いことに、こうしてブンチャイ先生からお時間を頂き、お話を聞けて、本当に勉強になりました。
また、それと同時に痛感したことは。。。
性別適合手術においても、僕自身、まだまだ知らないことが多く、とてもじゃありませんが、僕は他の分野には手は出せない、いや、絶対に出してはいけないと、こうより肝に命じた時間でもありました。

追伸:
ホームページ上に、【内視鏡による子宮卵巣摘出手術】と記載している部分は、近日中に訂正をさせて頂き、【腹腔鏡による子宮卵巣摘出手術】と、改めさせて頂きます。
訂正完了まで、少々お日にちを頂きますこと、何卒ご了承下さい。
宜しくお願い致します。

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