ある犬との出会い

今から投稿する記事は、珍しく、手術でもなければ、FTMについてでもなければ、筋トレについてでもなく、一匹の犬との出会いについて書きます。

予定は未定。

予定していても、その予定を変更せざるを得ない事態は生じるもの。
まさに昨夜は、そんな事態になりました。
ジムに行く予定を変更してまで、入れなければならなかったスケジュール。
それは、獣医に行くこと。

実は夕方から、久しぶりに、チャトチャックのウィークエンドマーケットへ、モッドと行ってきました。

何気なく通りかかったペットコーナー。

そこで出会った一匹のフレンチブルドック。

他の犬と違い、既に大きい。
売れ残っているのかと聞くと、
【そうじゃない。】
と答える店主。

店主は、話し続けました。
【飼い主はマレーシア人だったけど、オーストラリアに転勤になって、しかしオーストラリアは、タイからの犬の持ち込みは禁止されてて、連れて行けないということで、販売店だったこの店に、返却された】
と。。。
仕事の都合、国の事情、その他様々な事情はあるけど、犬には関係ない事情。
しかしこんな事情で、飼い主と離れざるを得なくなった、一匹のフレンチブルドック。

生後一年は経っていると。
更に、この店に戻ってきて、約2ヶ月だと。。。

飼い主と離れざるを得なかったことが、この子にとって、どれだけ辛かったことか。。。
更に、彼を囲むゲージには、彼よりも小さい、彼よりも人の目を惹く可愛らしい子犬が、客の目を釘付けにしている。

でも僕は、このフレンチブルドックから、目が離せなかった。
この子を幸せにしてあげたいと、こういう感情まで湧いてきた。

今となれば、、、
馬鹿みたいな質問を、店主にしたものだと思う。

【健康?
病気は?】

ないない!
もうワクチン接種も終えてるし、問題ないと、意気揚々の店主。

これから犬を飼おうと思う人の心理、《元気な犬がいい》。
誰もがこう望むでしょう。
だからこそ、店主は医者じゃないと知っていても、こう聞いてみたくなるし、その答えを受け止めてしまう。
そして、自分がこれから買おうとしている生態が、大病を患っていると思いもせずに、いや、自分が飼う生態に限って、そんなはずはないとも思う。

このフレンチブルドックは、見た目的には、異常はなさそうだった。
皮膚が少し荒れている程度で、清潔にして、獣医に診てもらえば改善できる程度の、ちょっとした皮膚病を患っているようにしか見えなかった。
ブサイクの遊び相手にもなると思い、僕とモッドは2番目の飼い主になるかもしれないけど、そんなことはどうでもよくて、飼い主から手放されたこの子に、再び幸せを与えたい気持ちが強かった。

こういう経緯で、このフレンチブルドックは我が家の子に。

店主は言いました。
【もし、この子が、あなた達を飼い主と見なくて、手を焼かせるようであれば、懐かなかったら、3日後までに返してくれれば、返金しますよ。】

店からもらったゲージに入れ、駐車場へ向かい、帰宅しました。

ところが、常に、しゃっくりをしているように、頭を上下させたり、寝ている状態から立ち上がることが困難な様子も見せたり、更には、手からエサをあげてみると、口が思うように開かないようで、鼻や口を、エサを持っている掌に、ただただ押し付けてくるだけ…
おかしいと思い、床にエサを置いてみたが、やはり上手く口へ運べない。
頭頂部の耳の付け根辺りの筋肉も、常に痙攣しているような状態…
明らかに、普通じゃないんです。

早速店主に電話をしました。
こんな症状、さっき店にいる時はなかったけど、前から見られたのかと尋ねましたが、《心配ない、慣れない場所で緊張しているんだ。しばらくすれば落ち着くよ!》と。
でも、尋常じゃないのは明らか。

店主の回答を無視して、晩御飯も途中にして、近所の獣医に連れて行きました。

結果から言うと…
ウイルスに感染していると。
獣医曰く、
【いつ感染したのかは確定ではできない。
考えられるのは、感染した経験は既にあって、だけどこの子は幸い身体が強くて、ウイルスが内臓関係に悪さをしてもあまり症状が出ず、内臓系は問題なくて済んでも、ウイルスが脳に移ってしまって、こういう状態になっているのかも。。。】

獣医も言いました。
【治療してあげたいというなら、検査をして、他に感染等していないかチェックもします。
でも、治療して完治する保証はないから、買った店に返却するのも、一つの考えではあるけど】

日本国内では、だいぶ前から、ペット事情は大問題になっているし、保健所での殺処分も、非情の他何ものでもない。
しかし、タイのペット事情も、かなりのものです。
チャトチャックマーケットでは、たくさんの犬猫、兎、鳥、リスなどの小動物から、熱帯魚に至るまで、ありとあらゆる生態が売られています。
そしてどの店も、あたかも知っているかのような口ぶりで話します。
飼おうとしている人間が無知であれば無知であるほど、犬を飼いたい気持ちを掻き立てられるような話を。
チャトチャックマーケットで犬や生態を買う人は、まず観光に来ている人ではないけど、頭に置いておいてほしいと思います。
飼おうとしている生態は、症状が重い軽い関わらず、ほぼ何か患っているということを。

生態を販売している店構えは、悪くありません。
床のタイルも良く磨かれ、エアコンもあり、糞をすると店員が取り除く。
決して劣悪な環境には見えません。
しかし、問題はここに来る前の、彼らが置かれている環境です。

ブリーダーと呼ばれる人から、ペットショップの人間は、生態を仕入れますが、このブリーダーの環境が最悪で、生まれて店に来る前から既に、様々なものを患ってしまうのです。

そして、四肢の関節部分に傷を負っている子犬が多く見られます。
中には、皮膚病の影響というものもあるのは事実ですが、生まれてから、子犬の皮膚が耐えられないような、固い床や板の上で過ごしてきた経緯の証でもあるようです。

店主と獣医が、【返却】という言葉を言いましたが、真意は違うのはわかります。
獣医は、飼う側の様々な負担も考えての発言。
しかし、一度我が家へ迎えた以上、如何なる理由でも返すことなんてできない。
物の不良品を訴えて、良品に変えるのとは訳が違う。

僕ら人間と同じで、尊い命を持っているのですから。

今回は、簡単に手っ取り早く結果を知れるウイルス検査を受けました。
目や鼻の粘膜から検査できるという方法。
幸い、この検査では、ウイルスは見つかりませんでした。
でも安心はできない。
なんせ、一番簡単な方法ですから。
併せて、血液検査も受けました。
この結果は3日後だと…

我が家の一員になった子

名前はヒューゴ。
英語だったら、HUGOなのかな。。。
僕とモッドが命名したのではありません。

前の飼い主が命名したのか

もしくは、マレーシア人の飼い主で、オーストラリアに一緒に行けないから返されたと言うのは作り話で、飼い主などおらず、あの店で名付けられたのか…
既にこう呼ばれており、その名前に反応するので、今更名前も変えれません。

でも、今となっては、ヒューゴの過去などどうでもいい。

今こうして、僕とモッドといることが、『事実』なんだから…

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