ヤンヒー病院での会談と考えさせられること

実は…

今日、5階産婦人科でのK君Y君二人の術後診察前に、ヤンヒー病院形成外科医で、FTMの手術を手がけるスキット先生と、会談をしました。

本来は、昨日と指定されたのですが、20日にガモン病院で、ミニペニス形成を終えたS君の術後翌日なので、付き添っていたいので、後日にしてほしいと願い、今日になりました。
内容を要約すると、ヤンヒー病院のエージェントの意見を聞き、より病院を向上させていくための会談。
そこで、今までお世話をさせて頂いた方々から頂いた意見も交えながら、また僕の視点からも、話をさせて頂きました。

まず手術においては。。。
僕自身は医者ではないので、スキット先生と同じ目線で話をするなど、大変恐縮なことですが、意見を求めるスキット先生に、ヤンヒー病院の意向も踏まえた上で、主に、乳腺摘出手術と、皮弁法による陰茎形成について、意見を述べさせて頂きました。
例えば、乳腺摘出手術と同時に、乳頭縮小手術を行わないという点。
何故同時に行わないかという理由は、勿論知っています。
乳腺摘出手術と同時に、縮小手術を行うと、血流が悪くなる可能性が高く、それに伴い、手術を施した部分が壊死を起こす可能性が高まるからだと。
だからヤンヒー病院としては、極力そのような残念な結果で、患者をがっかりさせたくないという思いから、徹底して、乳腺摘出手術と縮小手術は分けているということも、知っています。
ただ日本人の場合、仕事の関係上、そんなに頻繁に渡航できないという理由もあるため、一度でできるなら、そのリスクを受け止めた上で、同時手術を望む方が多いという話を、させて頂きました。
また、日本人のFTM当事者が全員というわけではありませんが、社会の世間の差別の目を恐れ、またはそのような視線にストレスを感じ、まともに仕事に就けないため、費用的に何度も渡航する余裕がない事実も、話させて頂きました。
皮弁法による陰茎形成については、ヤンヒー病院は、前腕部からの陰茎形成のみで、他に選択肢がないということ。
前腕部の手術痕は、人目に付きやすく、中には、この傷が原因で、自身がFTMだと他人に思われるんじゃないかと不安がる患者がいて、そういう方々は、費用の面にメリットを感じず、高くても、手術痕が目立たない部位での手術を選択するというような話をさせて頂きました。
スキット先生は、ご自身の意見を述べながらも、僕の話に耳を傾けて下さり、多々メモを執られました。

勿論、手術料金についても、話が出ました。
【もし今より、手術代金が高くなったらどうか。。。?】
と。
可能であれば、現在の為替レートのことも踏まえて、値上げはしないでほしいと、この点はお願いさせて頂きました。
僕如きのお願いなので、どれだけ効力があるか、わかりませんが…

その他、病院のサービスについて。
・手術の予約は以前からしているのに、毎回毎回、手術前診察に関して、時間がかかりすぎる。サインをしたりする書類作成に、医師とのカウンセリングに要する倍以上の時間がかかっているため、書類を事前に支度しておくことは、不可能なのかどうか。
・日本食が入院中の食事メニューにあるけど、7、8割の患者が、美味しくないという事実。
・ナースコールをした後、看護婦が来るまでに要する時間、及び、患者に依頼された処置を施すまでに要する時間が長い。特に、痛み止めを乞う患者にとって、待ち時間が長いのは、とても酷な事実。
・看護婦の身嗜み(香水や化粧の匂いがキツイ、指輪やネックレス等、アクセサリーを身に着けたまま看護に当たる点)

このようなことを、約1時間話しました。

結果スキット先生は、指摘された事柄の改善に努めて、より良い手術、環境を提供できるように努めたいと、前向きな意見を下さいました。

手術とは、たった一か所だけだろうが、一度に数カ所の手術を受けようが、どんな手術であろうが、必ずリスクが伴います。
同時に手術を施さないということには、手術を受ける患者の身体を思ってのそれなりの理由があり、決して、技術が低いとかそういうレベルの話ではありません。
しかし残念ではありますが、こういうレベルの噂話があるのも事実です。

大切なことは、念には念を入れて分けて受ける余裕が、時間的に費用的にない場合、同時に多くの手術を受けることを希望する場合は、同時に受けることにより、同時にしない場合と比べて、どんなリスクが伴うのかをしっかり理解し、受けるからにはその事実をしっかり受け止めること。
そして、分けて手術を受けていく考えを優先したい場合は、今後の手術に関する計画を、綿密に立てて、行き当りばったりでの手術にならないようにすることではないかと思います。

タイの病院は、遥々遠くから訪れる異国の患者のために、より良い環境とサービスを提供したいと考えています。
だからといって、必ずしも、タイの方が日本より良いと言い切ることはできませんし、また逆に、タイは良くないから、絶対日本の方が良いということもできないでしょう。
何故ならば、どの手術においても、あらゆることにおいて、【絶対】はないから。。。
それぞれの手術を、一言で表現するのは、いとも簡単なことです。
*乳腺摘出手術/子宮卵巣摘出手術=取る
*膣閉鎖手術=閉じる
*尿道延長=延ばす
*尿道形成=作る
*陰茎形成=作る
しかし、実際手術ともなれば、表現とは違い、困難を伴うこともあれば、不可能なこともあれば、その結果良くないこともあります。
最近流行りのような言葉《性の多様性》。
これに理解を求めるならば、手術においても、患者一人一人の身体の特徴(ある意味多様です)があるということを、理解する必要があるとも思います。

この【絶対】がない手術だからこそ、後戻りのできない一大事の手術なのですから尚更、手術を臨む者は、他人任せにしないで、もっと確かな情報を得た上で、もっと納得した上で、この性別適合手術に臨むことが、とても大切ではないでしょうか。
またそれ以上に、自身にとって、本当に性別適合手術は必要なのかどうか、また、自身が性別適合手術を臨む理由はなんなのか、もっと自分で、自分自身と向き合い、自分に問いてみて下さい。
少なくとも、自分と向き合った時に、ノーという自分もいるはずだし、性別適合手術を臨むその理由を、不適格だとジャッジする自分もいるでしょう。

今日こうして、スキット先生と会談をさせて頂き、本当に貴重な時間だったと、僕も、このような時間を設けて下さったスキット先生に、感謝しています。
また、今まで多々指摘を下さった方々。
皆さんから意見を頂けたお陰で、病院のためになる話をすることができました。
本当にありがとうございました。

少なくとも、弊社を選択して下さり、タイでの手術を決意される方々には、後悔のない手術であれるよう、今後もエージェントとして務めて参りますので、今後とも、何卒宜しくお願い致します。

関連記事

  1. ヤンヒー病院プロモーション締め切りました

  2. ヤンヒー病院からプロモーションのお知らせ

  3. 嬉しい予定外!

  4. お詫びと抱負

  5. 応募締め切りました

  6. 国内での乳腺摘出手術サポートサービス内容と料金について

カテゴリー

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。