病院を選択する基準は。。。?

東南アジアと聞くと、日本よりも遅れている、発展途上国、不衛生というイメージを抱きがちかと思います。
正直に言いますと、8年前、僕自身もタイで手術を受けるにあたり、こういうイメージを少なからず抱きました。
両親に関しては、一回一回、僕が無事に手術を終えて、元気に帰国し、その後幸い問題がなくても、最後の最後まで、上記に挙げた東南アジアのイメージを、払拭できずにいました。

少し前に、ガモン病院からの変更事項のお知らせという記事を投稿し、この記事下部に”追伸”と、こう書き加えさせて頂きました。

追伸:
この度ガモン病院で、上記に示す変更事項が生じた理由は、ガモン病院が、JCIの認証取得を目指すのが、目的とされています。
JCIとは、国際的医療機能評価機関のことで、安全性や衛生管理、そして医療に関する質等を評価し、その病院が、世界で通用する病院かどうかというような内容を、認めるものです。
ですから、これを取得した病院は、”世界的に認められた病院”と言っても、勿論過言ではないでしょう。
この評価は、その病院のためにとっては、名誉なことでもあります。
あくまでも、”その病院にとって”。
何が言いたいかということは、別記事で、投稿させて頂きます。

JCI(国際的医療機能評価機関)の認証を取得するということは、決して、容易なことではありません。
世界で通用する基準等を元に、様々な視点から審査を行い、その基準を満たした病院のみが、取得可能となります。
こういうと、日本の医療機関の多くが、このJCIの認証を受けて取得しているように感じる方も、決して少なくはないのではないでしょうか。
何故ならば、”日本の医療は素晴らしい”と、こう思われがちだから。
しかし事実は、日本国内の医療機関で、このJCIの認証を受けている病院は、決して多くありません。
タイ国内で、JCIの認証を取得した病院は、有名な病院では、バムルンラード病院、バンコク病院、BNH病院、ラマ9世病院、サミティベート病院等、そしてその中に、性別適合手術で、日本人の皆さんにも有名なヤンヒー病院があります。
実は驚くことに、日本よりタイの方が、JCIの認証を取得している病院が多いのです。

こういう特殊な認可を受けたとなると、患者の信頼も尚増し、病院にとっては、とても光栄なことであるに違いありません。
ただし、上記”追記”にも書いたように、あくまでも”病院にとって”です。

前置きが長くなりましたが、何が言いたいかというと、JCIの認証を取得しているからとか、こういう病院の”肩書き”のようなものを見て、どんな手術を受けても絶対大丈夫とか、手術で得られる結果等を、”イコール”で結びつけてほしくないということ。

どれだけ世界基準を満たした病院だろうが、数々の賞を受賞した病院だろうが、どのような手術においても、【100%大丈夫】と言い切れるものはありません。
ましてや、手術を執刀する医者は、紛れもなく、手術を受ける患者と同じ、一人の人間です。

しかし、特に我々日本人は、”肩書き”に弱いし、そして”数”の多さに目が行きがちで、根拠もないのに、そういうものを信じて止まない。

確かに、”◯◯の認証を取得済み”とか、”◯◯を受賞”とか、こういう事柄も、物事を選択する一つの目安になることに間違いはないでしょう。
でもそこには、何の保証もないということを、重々知って頂きたい。

特に手術は、受賞商品を買って、
”何だ。。。
受賞した割には、大したことなかったな。”
と、購入したことを後悔することとは、訳が違います。

術後、
”こんなはずじゃなかった。。。”
と後悔の念のを抱いても、後の祭りでしかないのが手術。
性別適合手術も、例外ではありません。

ですから、手術を検討されている場合、ただただこのような病院の”肩書き”のみを頼りにするのではなく、手術を受ける前に、その術後の良いこと嬉しいことばかりではなく、その手術を受けるにあたり背負うリスク等を、よくよく理解し受け止めることが、最も大事ではないでしょうか。

術後に、
”こんなはずじゃなかった!
そんなこと聞いていない!”
などと、残念なことにならないように、国内やタイ、もしくは他の国で等国を問わず、また病院が、認証を受けているとかどうとか関わらず、自身が受けようとしている手術がどんな手術なのか、どんなリスクがあるのか、如何に心身共に健康な状態でなければならないか、そして万が一、術後問題があった時は、病院はどのような対応、処置をしてくれるのか等、しっかり理解しておくことが、とても大切です。

そして最後に。。。
タイで性別適合手術にあたり、タイ人精神科医2名の診断を受ける必要があるのは、正直に申し上げると、病院が、JCIの認証を必要としているため、もしくは取得済みで、それを継続していく必要があるためと、受け止めても良いでしょう。
”私たちの病院は、これだけ抜かりなく、対応していますよ”といった内容を、培っていきたいという意思の方が強い。
即ち、日本で既に精神科医の診断を受けて、それなりに高い費用を払って、手術のために診断書を取得してきても、更にタイで2名の診断を受けるとなるということに、病院側は決して、”確実性”を求めていないということ。
”確実性”とは、特に性別適合手術においては、その患者が、本当にFTMなのかMTFなのかという確実性。

だから。。。
精神科医に、”性同一性障害(性別違和)と診断する”と言われても、そう書かれた診断書を何通持っていても、結局は自身が、しっかりとした意思、信念を持っていなければ、何の意味もないということ。

世界基準を満たしたと認められた病院を、決して、”無意味”と言っているのではありません。

ただただ偏に、後戻りのできない手術に臨む方に、”後悔のない手術”であってほしい、こう願うばかりです。

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