他人に左右される人生ではない

一昨日、ある相談のメールを頂きました。

いつもの、手術についてとか、当事者の方からではないメールを。

このメールを下さったのは、自称FTMだという子を持つお母様から。。。

お母様は、去年6月に、僕が投稿したこの記事を見て、相談しようと決意をし、メールを下さったとのこと。
参考記事:
FTMを取り巻く異常さ

書かれている内容で驚いたのは。。。
定期的に通っている精神科医は、この患者を診察した結果、幼少期のことやら現状から、疑問が多いため、慎重に進めていこうという方向にしたと。
ところが、FTMのサークル等に出入りし、仲間から新たな精神科医の情報を得たこの方は、その紹介された精神科医を訪れ、その初診の当日に、診断書を取得したと。
更には。。。
【あの精神科医が、診断書をなかなか出さないのは、何度も通院させて、金を取ろうとしているから】
という内容のことまで言われ、その子は、”慎重に進めよう”と言った精神科医に、既に信頼を持っていないと。
また更には、
【あなたはパス度が高いから、早く手術をして、男で生きたほうがいい】
こういう内容のことを言われた(FTM仲間もしくは精神科医に)と、お子さんが告白してきたと。

これから先の人生、どういう歩み方をするのか、生き方をするのかは、勿論本人が決めること。
ただしあくまでも、煽られたようなことがあって、それにケツを叩かれるような流れでの決意では絶対にならないし、また、”洗脳的”な場がキッカケでの決意であっても、勿論ならない。

残念ですが。。。

こう言った話を聞くのは、初めてではありません。

過去にもあります。

慎重に進めることの、何が悪いのですか?
人には、それぞれのペースがある。
当事者であれば、身を以てよくよくわかるはず、己には己のペースがあるということを。
人の生き方を、その人が何をどう選択するかを急がせる権利は、誰にもないはずだし、そんな権利、医者ですら与えられていません。

現在は、誰でも彼でも、”インターネット”という手段で、欲しい情報を手に入れて、出会いすら容易に可能な時代。
そしてこのインターネットは、要望に見事に応えて、その人が欲しいものを与えます。
でもそこには、良し悪しの判断はありません。
肝心要の良し悪しは、インターネット利用者の判断力に委ねられます。

インターネットで、何でもかんでも情報を得て、頭デッカチになってませんか?

情報だけ頭にあって、理解した、知ってるつもりになっていませんか?

情報を取り込むだけ取り込んで、でも理解できていないから、その情報もろくに処理できず、人の受け売りみたいな感じになってませんか?

頭デッカチで、知識が、自身の身にもなっていないのに、人を導けるような話ができますか?

人の人生は、十人いれば十色で、みんな違い、他人の人生経験は、己にとっては未知の経験なのに、他人の歩んできた人生を、これからの人生を、煽り急かさせることに、疑問はないのでしょうか?

ホルモン投与をすることが、手術を受けれる事が、そしてその後、戸籍を変更する事は、”大したこと”ですか?
僕は違うと思います。
これらのことを終えたら、大きく踏ん反り返っているFTM当事者を目にすることがありますが、はっきり言って、自慢することでも何でもありません。
ただ単に、少なくともその人にとって必要なことだったから、その人が選択した手段にしか過ぎないと思います。
自分自身においても、勿論そうです。

ましてや手術は。。。
はっきり言って、自己満足にあてはるまると思います。
周囲の反対を押し切ってまで、説得してまで臨む、究極の自己満足。
でもこの手術という手段で得た自己満足は、一生継続しなければなりません。
洋服とは違います。
”飽きたから”とか、”やっぱり自分に合わない”からとか、こんな理由で、元の体は取り戻せません、一生。
ヘアスタイルとも違います。
良かれと思って、いつも以上に散髪したけど、周囲から”似合わない”と言われれば、髪が伸びるのを待ちさえすれば、新たに自他共に認めれる好みのスタイルにできます。
しかし。。。
手術を受けた体は、摘出した自身の体の一部は、術後どう足掻いたって、取り戻せるものではありません。

こんなこと、今更言わなくたって、きっとみんなわかっていること。

なのに。。。
煽られて、その気になる人もそうですが、これだけ重要な重大なことなのに、”煽ったり””洗脳”したりするような言動を、軽々しくとるのか。

余計なお節介好きのFTM

無責任な言動のFTM

勘違いなFTM

こんな輩が増えても仕方ない状況ですよね、今の日本は。。。

だって
望むことなんでも、ホイホイ可決して、実現してしまうんだから。

【人権】

ていう傘の元に。。。ね。

他人に左右される人生でもないし

他人の人生を左右するような軽率なことをするべきでもありません。

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