戸籍上の性別

Kさんの手術が終わるのを待っている間に、昨日、しっかり投稿できなかった記事を、再度投稿し直します。

興味を持って、ページを開いたのに、”記事がありません”と表示された皆さん、大変申し訳ありませんでした。

ー以下再投稿内容ー
今日(2月3日のことです)所用で、個人的に病院に行ってきました。

パスポートを提示し、受付用紙を受理。
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僕は、7年前に陰茎形成手術まで終えていますが、戸籍上の性別の変更はまだしておらず、パスポートの性別表記は、【F】です。

ところが、パスポートという、世界に通じる公の身分証明を提示しているのに、受付用紙には、何の迷いもなく、【MR】と書かれています。
正直、そのまんま男性として見られていることは、とても光栄であり嬉しいことですが、病院でのことなので、自分のことをしっかり説明しました。

だって

細かいことかも知れないけど、色々な検査において、”成人男性の平均値”とか、”成人女性の平均値”とか、男女により基準が違うのは言うまでもなく、男性ホルモンを投与し続けているから、男性ホルモン値は、普通の男性と横並びだったとしても、その他の数値は。。。?とか疑問だし、病院で、自分自身のことを、しっかり説明しなければいけない理由のもう一つは、何か病や怪我等で病院に運ばれた時とか、手術が必要な場面では、必ず聞かれます。

”今まで、手術を受けたことはありますか?”

”何か普段使用している薬はありますか?”

とか。。。

だから、何気ない日常生活を送りながら、いつもふと思うんです。

ある程度手術を終えて、戸籍上の性別を変えたって、一生事実を隠し通していくことなんか出来ないし、出来なくて当然だし、そういう現実を、当事者はしっかり受け止めた上で、納得した上でなければ、お金をかけて時間をかけて、性別適合手術を受けたとしても、”無意味”になってしまうんじゃないかと。

”手術さえ受けて、戸籍を変更してしまえば、問題は解決する”

果たしてそうでしょうか?

性別適合手術は、何のために受けるのか。。。
凄く考えさせられます。
この手術は、第三者に、”自分は男です”と認めさせるためのものではないと思います。

性別違和(旧性同一性障害)=心の性と体の性の不一致

心の性を体の性に合わせられず、その体にコンプレックスを感じるから、手術で体を、心の性に近づけることが、性別適合手術ではないでしょうか。
ただただ、自身のコンプレックス解消のための手段でしかないはず。
ところが現在は、性別違和や性別適合手術の定義が、だんだん筋を反れていっているような気がしてなりません。

性別適合手術で、戸籍上の性別を変更することで、この先悩むことがなくなると、こう安易には思わないで下さい。

社会に、新たな性で挑むということは、決して容易なことではないし、当事者が、しっかり自身を理解していなければ、ただただ、
”理解を示してくれない社会が悪い”
という、残念な気持ちにしかなれない結果になります。

最近は、カミングアウトを受け止めさせるというような動きがあったり、手術をせずとも、希望の性別に変えれるようにしようという意見があったり、性別が重要なのかと疑問の声があったり、ある意味当事者にとって、有意そうな活動等も目にしますが、何か矛盾してないだろうかと思う今日この頃。

はたまた、思春期真っ只中の子供への対応も、本当にこれでいいのかと、疑問を抱かずにはいられません。
情報も、知識も、何もなかったに近い昔、
”自分は、周囲の人と違うのか?”
と、誰にも相談できず、確かに、悶々と過ごした年月がありました。
小学時代、同級生の女の子に、
”あっちゃん、好きな人いる?”
と聞かれ、
”◯ちゃんが好きだ。。。”
と、当時好きだった女の子の名前を挙げたら、

”あっちゃんは、女の子なんだから、女の子を好きになっちゃだめなんだよ!”
と。
さらに、
”そういうの知ってる?
レズビアンて言うんだよ!”

と、昼休みの時間に、教室前の廊下で言われたことが、今でも鮮明に頭に残っています。

”レズビアン”
聞いたこともない、言葉でした。
帰宅し、国語辞典で、調べました。
でも、その辞書に書かれている意味を見て、

”違う、一緒じゃない。
だって、自分は。。。
女じゃないし!”

こういう意志を、胸に抱いたことも、鮮明に覚えています。

理解を示そうとしてくれる人はいなかったけど、今思えば、あのような時間があったから、より強く自分の意志を持てたと、こうも思います。

だから、”悩むこと”は、決して悪いことではないし、ある意味、とても必要ではないかとも思います。

この生き方は、決して、他人に誘導されて辿り着くものではない。

悩んで、踠いて、それでも自分はこうなんだと、強く思えることも、絶対に必要だと思う。

さらに
”男とか女とか関係なく自分らしく”
というのであれば、手術も必要ないし、法律を利用して、戸籍上の性別まで変える必要もないような、そんな気がしてなりません。

少なくとも僕は

いざという時に

「はい、男性です」

と、胸を張って言える自分でありたい

こう思います。

追伸:
様々な方の、様々な意見があるのと同じで、これは少なくとも、僕個人的な意見です。

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