Qさん第2回術後診察@PAI

今日は、今月3日の膣閉鎖とミニペニス形成手術から6日目を迎えたQさんの、第2回目の術後診察のため、PAIに行って来ました。

術後診察の結果から言いますと、腫れや内出血と言った、術後必ず伴う症状が、通常よりも目立つということ。
しかし、いずれの手術においても言えることですが、術後の腫れや出血、内出血は、多からず少なからず伴うもので、またこれらの度合いは個人差が生じるものの、これらの症状が、《異常》という診断に繋がるとは限りません。
Qさんも例外ではなく、重大な問題が原因での腫れ等ではないため、明日第3回目の術後診察を受けて、排尿カテーテルを抜く予定ということでした。

性別適合手術を受けるに当たり、重要視しなければならないことや、知らなければならないこと等決して少なくありませんが、その内の一つとして大切なことは、《他人の術後と自分の術後を比較しない》ということもあると思います。
理由は、人の身体は、一人一人違います。
見た目の体型とか、各部位の大きさとかだけではなく、皮膚や血流、傷の治る速さ、血が止まりやすいか否か、術後の痛み具合、腫れ方等多々異なります。
ですから、様々な手段で色々な情報収集をされると思いますが、確かにこう言ったことは重要な事かもしれませんが、全てにおいて、自身と被せてしまわないこと。
特に、術後回復が順調だったという内容や、既に手術を受けて元気に何事もなく過ごしている友人と、術後間もない自身を比べないこと。
また、ネット上の情報を参考にすることは、手術を受ける方にとっては、下準備に当たるような欠かせないことかもしれませんが、単純に、不安にならないで下さい。
例えば、ミニペニス形成においては、《尿が出なくて大変だった》、こう言った文面を目にすることにより、排尿ができなくなるかもしれないという不安に駆られるでしょう。
しかし重要なことは、ただ不安になるのではなく、その原因がなんだったのか、その後の処置は、経過はと言った内容だと思います。
排尿を司る器官に手を加える術後は、勿論、排尿障害というリスクが伴います。
これは、こう言った手術を受けるからには、避けては通れないものです。
ですから、そう言ったリスクを自分が背負ったら、どうなるのかではなく、《どういった処置が必要で、もしくは、どういった処置を受けられるのか、その後はどういった経過を辿るのか》といったことを知ることが、よりしっかりとした気持ちを持って、手術に臨むことができる要素の一つになるかと思います。

膣閉鎖手術一つとってもそうです。
膣口のみを閉じるのではなく、粘膜を剥ぎ、膣内側から完全に閉じます(タイでの手術の場合です)が、閉じられた部分の傷が癒えるまでは、出血を伴うことも多々あり、また人によっては、その出血が続く期間も一概には、◯週間とは言えません。

上記のように、言い切れる事柄など何一つないのが、この性別適合手術です。
こんな手術を受けるに当たり、最も重要視する事柄を取り違えたりすると、取り返しのつかない事態になってしまうことは、言うまでもありません。

日本人ならではの、【だいじょうぶ】というこの言葉。
大変多くの意味を持ち、また、使われるその場面場面で、「兼ねる」事も違います。
不安な時に、大丈夫という言葉でその場を切り抜けるのも、日本人の一つの特徴かと思いますが、術後においては、【だいじょうぶ】という言葉ほど、曖昧な表現はないとも思います。
本当は痛くても、【だいじょうぶ】という胸の内は、痛くないのではなく、痛いけど耐えれるというのが本当でしょう。
しかしタイ人も含めて日本人ではない方々は、【だいじょうぶ】とは、痛くないということと、こう解釈される可能性も十分高いということを念頭に置き、術後のあらゆる自己申告の場面では、その時の自身の状態を、曖昧な言葉ではなく、確実に伝える事も、大切なことです。
逆に、自分にとっては【だいじょうぶ】ではない場面で、相手にだいじょうぶと言われたら、現状をしっかり把握したいのであれば、【どう、だいじょうぶ】なのか、説明を受けることも欠かせないことです。

性別適合手術は、どこか病んで、手術を受けなければ命に関わるとか、そう言った事情で受ける手術ではないため、術後経過を見るに当たり、術後たった数日しか経過していないのに、《まだ治らない》《まだ痛い》《まだ出血してる》と、非常に急く観察をしがちな方が多いようです。
しかし、全身麻酔をかけて、身体にメスを入れられて、ある物を切り取ったり、ない物を形成したり、正直とんでもない手術なんだということを、もっと多くの方に、しっかり受け止めて頂きたく思います。
ですから尚更、《手術を必要としない状態の方には受けて欲しくない》とも、こう切に願います。

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